阪大・脳循環グループ代表者
大阪大学医学部附属病院脳卒中センター医学部講師

坂口 学



脳血管障害は、現在でも毎年約12万人が亡くなられ、120万人以上の患者さんが罹患され、寝たきり者の最も多い(約30%)疾患となっており、個々の患者さんにとっても、社会的にも非常に問題点の多い疾患となっています。
阪大・脳循環グループは、大阪大学神経内科学脳循環研究室(医学部附属病院脳卒中センター/神経内科・脳卒中科)を中心に、大阪近郊の脳卒中主要診療施設がグループとなって、脳卒中内科診療の充実、優れた専門医の育成、脳卒中研究の発展に寄与することを目指して、切磋琢磨しています。大阪大学での研究活動は、脳卒中臨床・基礎研究に精力を注ぎ、その成果はStroke誌をはじめ国際的な一流誌に毎年複数の論文が掲載されています。また脳卒中専門医育成の観点から、当グル―プでは脳卒中専門医、神経内科専門医を多くの医師が取得し、さらに特記すべきことは脳神経血管内治療専門医も8名 (指導 医1名)擁していることです。現在各々の基幹関連施設では、rt-PA静注療法に加え、急性期血管内治療、頸動脈ステント留置術などにも直接携わり、CT、MRI、RI検査に加えて、自ら施行する全身の超音波診断を駆使して、脳血管障害の診療を内科医として最大限カバーしています。脳卒中に関する最先端の診療、技量を習得したい方や最先端の脳卒中研究(基礎研究、臨床研究とも)に携わりたい若手医師の方には、ぜひ当グループの関連施設での専門研修・研究活動に加わっていただきたいと思います。